小沢氏を事情聴取=虚偽記載「把握していない」「裏献金、事実無根」−東京地検(時事通信)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部は23日午後、小沢氏を任意で事情聴取した。小沢氏は終了後に会見し、黙秘権を告知した「被疑者聴取」で、供述調書2通に署名したことを明かした上で、虚偽記載を「把握していない」と関与を否定。ゼネコンからの裏献金は「事実無根だ」と述べた。
 特捜部は、小沢氏側がゼネコンから資金提供を受けていたとみて調べる一方、事件への小沢氏の関与についても捜査を進めるもようだ。
 関係者によると、聴取は東京都千代田区のホテルで4時間半にわたって行われた。小沢氏は終了後、午後8時すぎから同ホテルで記者会見した。
 小沢氏が代表を務める陸山会は2004年10月29日、東京都世田谷区の土地を約3億5000万円で購入。直前に土地購入代として4億円が入金されたのに、同年分の政治資金収支報告書に収入として記載しなかった。
 会見で配布した文書で小沢氏は、報告書への記載内容について、「相談や報告は受けていない。帳簿や報告書を見たことはなく、内容を一つ一つ確認したことはない」と述べた。
 また、(1)土地代金4億円の口座への入金(2)土地の所有権移転を売買の翌年にしたこと(3)代金支払い後に定期預金を担保に融資を受けたこと(4)個人で融資を受けて、陸山会に貸し付けた理由−について、「関与していないので、分からない」とした。
 4億円の原資については、自宅を買い直した際に差額として残った2億円など、1989年から02年までに銀行から引き出した計7億6000万円のうち、土地購入時に個人事務所で保管していた4億数千万円から、4億円を貸し付けたと説明した。
 その上で、ゼネコンからの裏献金について「不正な裏金はもらっておらず、事務所の者ももらっていないと確信している」と述べた。 

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